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☆風疹(三日ばしか) ☆発熱時の手当
☆りんご病(伝染性紅斑) ☆下痢・嘔吐の患者さんへ
☆麻疹(はしか)  
☆突発性発疹症  
☆手足口病  
☆溶連菌感染症  
☆水痘(水ぼうそう)  
☆流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)  
   
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹(三日ばしか)

 

 この病気は、小児期および青年期に、およそ3日間の紅い発疹、リンパ節の腫脹および軽い発熱を主症状とする急性感染症で、風疹ウイルスによるものです。潜伏期間は2〜3週間です。

 

症状

 発疹、リンパ節の腫脹、発熱が主なものです。
年長時、成人では時に発病の1〜5日前に微熱、頭痛、けん怠感、食欲不振、結膜炎、咽頭痛、リンパ節腫脹がみられます。
発疹は紅色斑状の丘疹性で、顔から急速に下方に広がり、多くは色素沈着を残すことはなく、3〜5日で消退します。
発熱は一般的に軽度で、発疹と前後して認められ、2〜3日間で解熱します。
小児では無熱のことも多いです。

 

注意

  1. 入浴は発熱時は避け、無理のない様にしましょう。
  2. 稀に、脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血の合併をみることがあります。
    成人では、関節炎の合併がみられることもあります。
    一般的には、予後は良好な様ですが、心配な症状が見られたら、病院につれて来て下さい。
  3. 妊娠初期の女性が、この病気にかかると、白内障、心疾患、難聴などの先天異常を持った児が、生まれる可能性があります。(先天性風疹症候群)充分お気をつけ下さい。
  4. 最も重要な予防法は、風疹そのものの予防です。積極的にワクチン接種を行いましょう。

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りんご病(伝染性紅斑)

 

 りんご病は伝染性紅斑という、ウイルスによっておこる伝染病です。
ほっぺがりんごのように赤くなるので、りんご病とよばれています。
 太ももや腕には、赤い斑点やまだらな模様が出来ます。頬がほてったり少しかゆくなることもあります。熱はほとんど出ません。
ただし、大人がかかると、微熱が出たり腰や膝が痛む事があります。
 自然に治りますが、かゆみが強い時はかゆみ止めを処方します。
 頬が赤くなったときは、すでにうつる時期を過ぎていますが、登園・登校に迷いましたら、必ず診察を受けるようお願い致します。
  妊娠されている方が感染しますと赤ちゃんに影響が出る事がありますので、ご相談下さい。

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麻疹(はしか)

 この病気は麻疹ウイルスによっておこる伝染病で、うつる力も強く、とても重い病気です。
 予防接種を受けていない、1歳前後の赤ちゃんが多くかかりますが、最近では幼児から大人まで感染を認めております。

症状:潜伏期(10〜12日) →カタル期(3〜4日) →発疹期(4〜5日) →回復期(3〜4日)

  1. カタル期
     初めの2〜3日は、熱、咳、鼻水、目やになど、風邪と同じ様な症状で、この時期に”はしか”と診断するのは難しいものです。

  2. 発疹期
     いったん熱が下がり、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が現れます。この後も、さらに4〜5日高熱が続きます。

  3. 回復期
     発疹の消退とともに解熱し褐色の色素沈着を1〜2週間残すのが特徴です。

注意

  1. 熱が続くときは熱冷ましや、アイスノン等で冷やし薄着にしましょう。「はしかは冷やすな!」というのは迷信です。

  2. 咳止めを処方しますが、それでも強い咳は出ます。

  3. 食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化の良い、口当たりの良いものを与えるようにしましょう。

  4. 合併症は肺炎、中耳炎、仮性クループ、難聴、けいれん、脳炎などがあります。治るまでは目を離さずに、医師の指示に従って下さい。合併症をみない限り、予後は良好です。

  5. 予防接種を受けていない場合、はしかの子と接触したら、4〜5日以内にガンマグロブリンの注射を受ければ、発症を防ぐかあるいは、軽症化する事ができます。周りに、はしかの方がいた場合は医師にご相談下さい。

  6. 予防接種は大切です。1歳をすぎ、何も問題がないのでしたら、早めに受けましょう。

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突発性発疹症

 

 この病気は、主として生後1年以内の乳児がかかります。約3日間程高熱が持続したのち、熱が下がると同時にほとんど全身に発疹が出現し、1〜3日で消退する急性のウイルス性感染症です。
 とても高い熱が続きますが、熱で頭がおかしくなることはありませんから、あわてないように、熱が続く間は、薄着にして、嫌がらなければアイスノン等で冷やしてあげましょう。
 食欲がない様であれば、子供用のイオン飲料や、果汁等で水分を充分に補充しましょう。下痢を伴う事も多いので、消化の良いものを与えるように心がけましょう。
 高い熱のある時や、元気のない時以外は、発疹があっても入浴はかまいません。様子を見ながら、判断してみてください。
 こんな時は注意が必要です。必ず受診しましょう。

  1. ひきつけた時。

  2. 水分をあまり取らず、元気がない時。

※ 発疹が出るまでは、「突発性発疹かもしれません」としか言えません。高熱が続いて心配なときは、昼間のうちに受診するようお願いします。

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手足口病

 

 手足口病は1〜5歳がかかりやすく、春から夏に多く発症します。エンテロウイルスの感染であり、コサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型によるものが殆どです。しかし、コサッキーウイルスA4、5、6、10型の報告もみられます。潜伏期は3〜6日で、病原ウイルスは口腔内、便中に排泄され、飛沫感染、経口感染をおこします。このウイルスの排泄期間は長く、咽(のど)からは1〜2週間、便からは3〜5週間排泄されるといわれます。その間は人にうつす恐れがあります。明らかな症状のない不顕性感染もあります。

 

症状

 手、足、口に発疹ができます。手のひら、足の裏、膝、臀部に米粒大の水疱ができ、口の中の粘膜に発疹(アフタ)ができるのが特徴です。手足の発疹はそれほど痛まず、数日で消えます。口の中の水疱は痛みます。痛みで食べ物が取れず、脱水症をおこすことがあります。発熱は3割くらいに認められますが、一日程度の軽症が多くみられます。

 

注意

  1. 口内の発疹のため痛みがひどく食べられないときは、流動食を中心に与えます。

  2. 髄膜炎を中心とした中枢神経の合併症をおこすことがあります。
    発熱が長引いたり、嘔吐、頭痛があるときは注意して下さい。

  3. 発病したあとのウイルスの排泄期間が長いので、実質的に学校、幼稚園、保育園に登校、登園を禁止しても感染を予防することは困難といわれます。不顕性感染も多く、症状も軽いので、発疹がでていても他の人へ感染するという理由だけで登校、登園を禁止する意味はありません。
    しかし、合併症がみられることもありますので、登校、登園は主治医の判断に従って決めて下さい。

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溶連菌感染症

 

 この病気はβ溶血性連鎖球菌(溶連菌)の感染により起こります。溶連菌感染症は年齢による病状の差が大きく、特に3歳以上の小児が問題になります。

 初期には頭痛、悪寒とともに急に体温が39〜40℃に上昇します。その後、赤い粟粒大の発疹ができます。淡紅色の小さい斑点が、次第に発疹が密生して鮮紅色となり身体一面に広がります。扁桃腺が腫れ、舌がいちごのように赤くぼつぼつになります。発熱は多くは4〜5日続き、回復期に発疹のあとの皮膚がむけてきます。(個人差はありますので、この限りではありません)

 この細菌は鼻咽喉から入りますが、時に創傷部、火傷部、皮膚の傷などから菌が入る事もあります。

 続発症として、リウマチ熱、急性腎炎になることがあります。これにかかると長期の入院が必要になりますので、きちんと治療を受けてください。

 

注意

  1. 発熱・発疹のある時は感染する危険性がありますので、学校・保育園・幼稚園は休ませ、他の子との接触は避けてください。

  2. 病院から処方された抗生物質は、症状が無くなっても飲みましょう。(続発症の予防の為、抗生物質を10日間服用します。)

  3. 熱が下がり、発疹が消えたら入浴してもかまいません。

  4. 発熱が続いたり、顔や足がむくんだり、尿が赤く(コーラ様)になったら、病院を受診してください。

  5. 発病2〜3週間後に続発症の検査の為、病院に来て診察を受けてください。

  6. 扁桃肥大のお子さんは一般的にこの病気を繰り返しますので、手洗い・うがい等を習慣付けましょう。

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水痘(水ぼうそう)

 

 この病気は主として小児に見られる伝染性の強いウイルス性の病気です。2〜6歳の幼児にかかりやすく、水痘の人と接触したり、空気伝染で感染します。衣類などによる間接的接触感染もあります。潜伏期は11〜20日です。

 

症状

 軽い発熱が3分の2ぐらいにみられます。小さな淡紅色の発疹ができ、その中心に水疱ができます。1〜2日たつと乾燥して、黒褐色のかさぶたを作ります。発疹は頭部の毛髪部、口腔粘膜にも出ますが、手掌(手のひら)・足底はまれです。次々に発生するため、新旧の発疹が混じってできるのが特徴ですが、一週間ですべてが痂皮(かさぶた)になります。

 

注意

  1. 発疹の出現する一両日前からすべてが黒いかさぶたになるまで、感染源になります。従って、すべてがかさぶたになる迄約一週間前後は学校・幼稚園・保育園などの集団生活は休ませて下さい。

  2. 入浴はすべてがかさぶたになったら、入れて構いません。ただ、あまり強くこすってかさぶたを無理に取らないようにして下さい。

  3. 稀には、髄膜炎・脳炎・腎炎の合併をみることがあります。高熱が長く続いたり、頭痛・嘔吐・意識障害などの症状があるときは、危険信号です。完治するまで全身状態に注意してください。

  4. 38.5度以上の発熱がある場合には、解熱剤を使用してもかまいません。但しアスピリン製剤は使わないでください。

  5. 発疹が水をもっている時期には、病院からの軟膏をよくつけると、早く乾燥し、かゆみも薄れます。

  6. 薬が無くなっても、まだ発疹以外の症状があるようでしたら、家族の方が薬だけ病院に取りにきて下さい。

  7. 一週間くらいして、すべてが黒いかさぶたになったら、病院に一度連れてきて下さい。

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流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

 

 おたふくかぜは流行性耳下腺炎ともいわれ、ウイルスによっておこる伝染病です。感染経路は飛沫感染で伝染性が強く、潜伏期は2〜3週です。主に子供にかかりやすく、耳の下の耳下腺が腫れ痛みます。片方の耳下腺から腫れ、1〜2日してから両側に及ぶことが多いですが、片側だけのこともあります。耳下腺の腫れは2〜3日で頂点となり、圧すと痛みがあります。また、顎の下の顎下腺が腫れてくることもあります。発熱は必ずしも伴わず、無熱のこともあります。耳下腺の腫れは約一週間でひいてきますが、腫れている間は伝染する危険があります。一度かかると終生免疫ができます。

 合併症として膵臓炎、髄膜炎、内耳炎そして一時的な顔面神経麻痺が見られます。思春期以降には睾丸炎や卵巣炎を合併して不妊症の原因となることもあります。

 

注意

  1. 耳下腺が腫れているうちは人に伝染しますから、耳下腺炎にかかってない人と接触しないようにしましょう。

  2. 腫れがひどくて痛がれば冷湿布して下さい。

  3. 耳痛、開口時の痛みなどがあるときは、刺激の少ない軟らかい食事や水分を与えましょう。

  4. 膵臓炎を合併すると腹痛・嘔吐を伴いますが、症状が軽ければ心配要りません。

  5. 高熱が続き頭痛、嘔吐がある時は髄膜炎の危険がありますので、病院を受診して下さい。

  6. 耳下腺の腫れる病気はウイルスによる”おたふくかぜ”以外にも、細菌が感染したり耳下腺の管がつまったりすることがあり、耳下腺炎を何回も繰り返すことがあります。

  7. 腫れが無くなって治ったと思われる時点で、病院を一度受診して下さい。登園・登校許可証明が必要な方は、この時にお持ちください。当院にも証明書はありますが有料となります。

  8. 現在はおたふくかぜの予防接種がありますので、まだかかっていない人は予防できます。詳しくはご相談下さい。

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発熱時の手当

 

☆静かに寝かせる

寝ていないで元気なら、お部屋で過ごさせましょう。

☆むやみに厚着にしない

☆水分を充分に与える

1日に、5kgの子は500cc〜750cc

1日に、10kgの子は1000cc以上

☆嫌がらなければ氷枕で冷やす

わきの下や足のつけ根、背中を冷やすと効果があります。

☆熱冷ましを使う時は

熱って体によい働き?

 発熱はウイルスから体を守る自然な働きで、悪寒や震えは熱を出させるための反応です。熱の出る前に寒気がしたら体を温めると、楽に熱が上がり、ウイルスがやっつけられ自然に熱が下がります。逆に、無理に熱を下げてしまうと、ウイルスも殺せないまま、また悪寒と震えがきて、体力を失います。
 熱があまりに高くてつらそうな場合は、副作用の比較的少ないアセトアミノフェン(アンヒバ・アルピニー・カロナール等)を使って、緩やかに、1℃程度下げればいいでしょう。
 体の自然な働きを邪魔する必要はありません。

注意

普段から子供の平熱を知っておき、熱以外の症状もよく見てあげて下さい。熱が高くても機嫌がよければ安心です。
ぐったりして元気がない、目の動きが鈍い、呼吸が苦しそうなら医師に連絡を!

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下痢・嘔吐の患者さんへ

 

☆食事療法

☆水分補給

スポーツ飲料(アルカリ飲料)、アクアライトなどが良いです

※ 1回 水分量は30〜50ccづつ、様子をみながら5分おき位1口づつ与えて下さい。

☆吐気・嘔吐止の坐剤の使い方

注意

 脱水症状とはおしっこがでない、涙がでない、皮膚がシワシワ、口の中がカサカサ、元気がない、ウトウト寝てばかりいる、興奮している、などです。早めに受診して下さい。

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